大型車の車輪脱落事故防止に係る令和2年度緊急対策の実施について

2020.11.02 安全・環境対策 国土交通省

大型車のホイール・ボルト折損等による車輪脱落事故が増加している状況を踏まえ、令和2年11月1日から「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施します。

1.令和元年度の大型車※の車輪脱落事故の発生状況(詳細は、別紙1参照)

 

※大型車とは、車両総重量8トン以上のトラック又は乗車定員30人以上のバス

・発生件数は112件(昨年比31件増加)

・冬期(10月~2月)に多く発生 ・特に東北地区で多く発生

・車輪脱着作業後1ヶ月以内に多く発生

・タイヤ交換作業が集中する11月に交換した車両の事故が多い

・車輪脱落箇所は左後輪に集中

 

2.大型車の車輪脱落事故防止キャンペーンの実施

 国土交通省では、昨年12月に「大型車の車輪脱落事故防止対策に関する調査検討ワーキンググループ」(座長:交通安全環境研究所伊藤紳一郎副部長)を設置し、事故原因の徹底究明と効果的な事故防止対策の検討を行ってきたところ、令和2年10月16日に中間とりまとめ(別紙2)が決定されました。

 国土交通省では、この中間とりまとめの決定を受けて、「令和2年度緊急対策(別紙3)」の早期かつ確実な実施を図るため、関係業界の協力のもと、「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施します。

 

【実施期間】令和2年11月1日~令和3年2月28日

【主な実施項目】

・運送事業者等に対する事故防止対策の周知・指導

・運送事業者による大型車の「ホイール・ナットの緩み」の総点検実施

・貨物運送事業者では、タイヤ交換時の作業管理表を使用した正しいタイヤ交換作業実施

・トラックのホイール・ナットへのマーキング等の活用を推進し、日常点検でのホイール・ナットの緩みの点検を重点的に実施

 

詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.jta.or.jp/kotsuanzen/anzen/sharin_datsurakuR02.html

 

全ト協 事故防止特設ページはこちら

https://www.jta.or.jp/kotsuanzen/anzen/tenken_snow_dvd.html